私たちNPO法人『感性総合研究所』は、芸術・文化の振興を通じた、人々の心の育成・ケアと福祉の増進を目指し、この度設立することができました。
多様化する現代社会に人がどのように向き合い、人が持ち備える感性が文化や社会の発展にどのように活かされるのか、学術的な研究を進め、感性に関わるさまざまな分野の人材を育成し、企業や学校、病院などにおける心の育成・ケアに関わる事業に寄与することで、人々に貢献したいと考えています。
奇しくも震災当日の3月11日に内閣府よりご承認をいただき、まだ設立して間もない団体ですが、私たちの最初になすべきことは、少しでも被災された方々の心に支えとなるべく行動を起こすことではないかと考えました。
すでに震災の発生から１ヶ月が経過しましたが、今なお震災の傷跡は深く、現地への物的、人的な支援は急務といえます。しかしこれからは、生活必需品を届けることだけには限らず、中長期的な心への支援も必要となります。私たちは、この法人の目的である心の育成・ケアと福祉の増進を目的とした活動を通して、長く続くであろう震災による被災者の心的ストレスや心の傷を少しでもやわらげ、心の支えの一助となるべく行動を始めたいと考えております。
そのためには、皆さまのご協力が是非とも必要です。
寄付金などによる援助だけでなく、どんな形でも構いません。一人一人のお気持ちが集まることで大きな力になります。ぜひ、ご支援いただければ幸いです。
私たちは、被災された皆様の平穏な生活の実現へ向け、できうる限りの寄与・貢献となる活動を進めて参ります。
何卒、私たちの活動をご理解いただき、ご協力いただけることをお願い申し上げます。

2011年4月11日
NPO法人 感性総合研究所